上田高校と姉妹校の石川の七尾高校 生徒がオンラインで交流

上田市の上田高校の生徒たちが、ニホンオオカミが結ぶ縁で姉妹校となっている、石川県七尾市の七尾高校の生徒たちとオンラインで交流を行い、能登半島地震の被害について話を聞きました。

上田高校と七尾高校は、100年以上前に絶滅したとされるニホンオオカミの頭骨をそれぞれ所蔵していることが縁となり、平成11年に姉妹校の提携を結びました。
能登半島地震のあと、上田高校の生徒会は被災地に義援金を送る募金活動を行ってきましたが、ほかにも支援ができないか話を聞こうと、オンラインで七尾高校の生徒会と交流しました。
この中で七尾高校の生徒たちは地震当日の様子を聞かれると、「人生で初めて死を意識した」とか、「通い慣れた道が通れなくなり、迷ってしまった」などと答えていました。
また、今月に入ってもリモートで授業を受けている生徒がいることや、学校伝統の体操大会も中止になったこと、さらに断水のため不便な生活が続いていることなどを説明していました。
上田高校の生徒会長坂本浩平さんは「直接、話を聞いて、まだまだ大変な状況が続いていることが分かりました。今後どんな支援ができるか考えていきたいです」と話していました。