国が地域ブランドとして保護 大町市と松川村の清酒をPR

国が地域ブランドとして保護する「地理的表示保護制度」に大町市と松川村で生産された清酒が指定され、PRするイベントが東京 銀座で開かれました。

「地理的表示保護制度」は各地の特産品を国が地域ブランドとして保護するもので、大町市と松川村の限られた水田のコメと水で造られた清酒が去年、国税庁から新たに「GI信濃大町」として指定され、3つの酒蔵の15種類が対象となりました。
14日は東京 銀座のホテルでPRのイベントが開かれ、長野県や東京の酒の販売などに関わる人たちが鏡開きをして祝いました。
訪れた人たちはそれぞれの酒を飲み比べて味を確かめていました。
長野県産の酒はすでに「GI長野」として指定を受けていますが、その中でさらに産地を細かく限定して、新たに指定を受けるのは全国で初めてだということです。
東京 築地で酒の販売などを行っている会社の20代の女性は「豊かな味わいでほどよい余韻が残り、白身魚との相性が抜群だと感じました。すばらしいお酒だと思うので、取り扱いを検討したいです」と話していました。
生産者は今後、首都圏や海外に向けての販売を強化するということです。