ビッグモーター松本店 過剰請求などで一部の整備業務停止処分

国土交通省の北陸信越運輸局は、点検や整備費用を過剰に請求したり、整備記録簿に記載漏れがあったりしたなどとして、中古車販売会社「ビッグモーター」の松本店に対し、一部の整備業務を20日間停止するなどの行政処分を行いました。

北陸信越運輸局は、「ビッグモーター」における車検や整備費用の過剰請求問題を受けて、長野県の店舗についても法令違反がないか調査していました。
その結果、「ビッグモーター松本店」では、点検や整備費用の過剰請求と整備記録簿の記載漏れや誤りさらに、車検をした24台に対して、スピードメーターの検査をせずに保安基準適合証を交付するなどの違反が確認されたということです。
このため運輸局は、一部の整備業務の20日間の停止や車検業務の指定の取り消し、それにスピードメーターの検査をせずに適合証を交付した自動車検査員1人の解任を命じる処分を行いました。
それぞれの処分内容については、10日から適用されるということです。
行政処分を受けたことについて「ビッグモーター松本店」は、「担当者が不在で何も答えられない」としています。