業務上横領の罪 長野電鉄子会社 元総務課長を起訴

会社の金、1300万円余りを自分の管理する口座に不正に移したとして逮捕された長野電鉄の子会社の元総務課長が、9日、業務上横領の罪で起訴されました。

起訴されたのは、長野電鉄の子会社、「長電建設」の元総務課長、小沼義博被告(53)です。
起訴状などによりますと、被告は長電建設の総務課長として経理を担当していた、おととし8月、会社の口座からおよそ1320万円を不正に引き出し、自分が管理する口座に移したとして業務上横領の罪に問われています。
検察は、認否を明らかにしていませんが、警察によりますと、逮捕後の調べでは容疑を認めていて、金は、競馬などのギャンブルに使っていた可能性があるということです。
長電建設などは、被告がおよそ8年にわたり会社の口座からあわせて4億6000万円余りを不正に引き出していたとして、去年9月に刑事告訴していました。