幕末期に俳句や絵画の世界で活躍した岩波其残を紹介する企画展

今の諏訪市の出身で幕末から明治にかけて俳句や絵画の世界で活躍した岩波其残を紹介する企画展が下諏訪町で開かれています。

1815年にいまの諏訪市豊田に生まれた岩波其残は、幕末から明治にかけて俳句や絵画の世界で活躍し、多芸を極めた文化人です。
下諏訪町の諏訪湖博物館は、71歳の其残が4年間を過ごした町内の小口家から寄贈された1000点以上の其残の作品のうち、およそ100点を初めて公開しています。
このうち、縦1.8メートル、横3メートルほどの蚊帳には諏訪湖と思われる湖のなかで、水遊びをする子どもたちや、酒を酌み交わす楽しげな人たちの姿が描かれています。
また、其残が気の向くまま筆を運んだとみられているスケッチは、花見をする人々や動物のほか、赤穂浪士の討ち入りの様子などがユーモラスに表現されています。
会場には、このほか、扇子やうちわに描いた俳画や、其残が撮影した明治初期の高島城周辺の写真も展示され、多方面で才能を発揮していたことがうかがえます。
博物館の太田博人学芸員は、「100年以上前に生み出されたアニメや漫画のようなかわいらしい作品を楽しんでほしい」と話していました。
この企画展は、今月25日まで開かれています。