パソコン破壊事件受けハローワークで不審者対応訓練 長野

先月、かなづちを持った男にパソコンを壊された長野市のハローワークで、刃物を持った不審者に対応する訓練が行われました。

先月10日、長野市中御所の「ハローワーク長野」では、男が、かなづちを使ってパソコンなどを壊す事件がありました。
6日は、この施設で、不審者から施設の利用者を守るための訓練が行われ、職員や警察など30人余りが参加しました。
訓練では、刃物を持った犯人役の警察官が施設を訪れると、ハローワークの職員が、利用者役の職員たちを安全な場所に避難させる手順を確認していました。
また、ハローワークの職員が、警察官からさすまたの使い方を教わる時間もあり、万一の際の適切な対応方法を学んでいました。
ハローワーク長野の井嶋みゆき次長は「実際に事件が起きるとどう動けばいいのか分からず、対応が難しいと感じました。自分の役割を意識して訓練しました」と話していました。
長野中央警察署生活安全第一課の屋鋪浩三課長は「実際にあった事件を想定しながら、訓練をしておくことが重要だと思います」と話していました。