県の当初予算案 さらなる子育て支援求める声 松本のこども園

県の子育て支援策をめぐって、松本市の認定こども園では、歓迎する声もある一方で、将来的な子育ての負担軽減や保育士の確保に向けたさらなる支援を求める声が聞かれました。

小学生と年長の子どもがいる40代の女性は「物価が上がってさまざまな場面でお金がかかっているので、保育料が安くなるのはありがたいです。3人目の子どもを育てようと考えるきっかけになると思います」と話していました。
年長の子どもがいる30代の女性は「仕事をしている母親にとって保育料の無償化はうれしいと思います。大学や専門学校も無償化に近づけば将来的な不安もなくなると思います」と話していました。
小学生と年少の子どもがいる40代の男性は「子どもが2人いるので2人目の子どもから恩恵を受けられるのはありがたいです。ただ、金銭的な支援があっても、わたし自身は年齢的な問題もあり3人目を考えるほどにはならないと思います」と話していました。
松本市の認定こども園の園長で、長野県保育連盟の海野暁光会長は「ようやく子育てが県の政策で重要視され、大変期待している」と歓迎しました。
その一方で、「経済的な支援だけではなく子育て世帯のさまざまな負担を取り除き、子育てに喜びをもてる社会になることが必要だ。保育士の確保に向けては柔軟な働き方の導入や経済的な支援が求められている」と指摘していました。