長野県 「自由進度学習」など子どもが選べる学び方導入へ

長野県は、子どもたちが自分に合ったペースで学習を深められるようにしようと、公立の学校の授業で「自由進度学習」などの新たな学び方を導入する方針を固めました。
来年度から具体的な方法の検討を始め、これまでの学び方も含めて子どもたちが柔軟に選択できるようにするということです。

県によりますと、県内の小中学校では不登校の状態や発達障害と診断を受ける子どもが増えていて、一人一人の子どもが自分に合ったペースで学習を深められることが重要になっています。
このため、県は、子どもが計画を立てて自分のペースで学習を進める「自由進度学習」などの新たな学び方を公立の学校の授業で導入する方針を固めました。
来年度から有識者などにヒアリングを行って具体的な方法を検討したうえで、令和7年度から導入を希望する学校を実践校と位置づけて取り組みを始めたいとしています。
実践校では、子どもたちが自分に合った形で、新たな学び方やこれまでの一斉授業を柔軟に選択できるようにするということです。
県は、フリースクールへの支援も強化して、多様な学びの場を確保する計画で、「子どもたちが、自分に合った学び方を選択できるようにしていきたい」としています。