松本市“シェアサイクル”自転車に順次ヘルメット備え付けへ

松本市は、24時間、いつでも自転車を借りられる「シェアサイクル」に取り組んでいますが、利用者の安全を一段と確保するため、地元の警察などと連携し、貸し出す自転車に順次、ヘルメットを備え付けることになりました。

松本市は、車の渋滞や環境への負荷を減らすため、専用アプリに登録すれば24時間、いつでも自転車を有料で借りられる「シェアサイクル」の事業を5年前から始めていて、およそ160台の自転車が市内に整備されています。
松本市は、努力義務となっているヘルメットの着用を促すため、去年7月から松本市役所と松本駅の2か所で、ヘルメットを無料で貸し出していますが、利用回数は11件にとどまっています。
このため松本市は2日、地元の警察やシェアサイクルを運営している企業と連携協定を結び今後、貸し出す自転車に順次、ヘルメットを備え付ける取り組みを進めることになりました。
松本警察署の坂下郁夫地域・交通担当管理官は「シェアサイクルを利用する人はヘルメットを持っていない人が多い。今回の取り組みを通じて、自転車に乗る人にヘルメットをかぶってもらい、交通安全の意識を高めてほしい」と呼びかけました。