捕獲した野生動物の肉「ジビエ」で家庭料理セミナー 伊那

シカやイノシシなどの野生動物の肉、「ジビエ」を使った家庭料理を学ぶセミナーが伊那市で開かれました。

セミナーは、農作物に被害を及ぼすとして捕獲した野生動物の肉を有効活用するため、家庭料理にも取り入れてもらおうと開かれたもので、伊那市の農家などおよそ40人が参加しました。
参加者たちは、シカ肉の肉だんごが入ったトマトシチューと、イノシシ肉のひき肉とスライスを使ったテリーヌ作りに取り組みました。
そして、講師から、脂肪の少ないシカ肉には片栗粉を混ぜることで、ジューシーな肉だんごに仕上がることなど、おいしく仕上げるためのアドバイスをもらいながら手際よく料理を完成させていきました。
主催した、日本ジビエ振興協会によりますと、シカやイノシシの肉はたんぱく質が豊富なうえに低脂肪で、ビタミンなども豊富に含まれているということです。
参加した農家の女性は「ジビエと言われなければ分からないぐらいおいしいです。手に入ったら家でも作ってみたいです」と話していました。