長電バス 「ネーミングライツ」をバス停に初めて導入

長野市のバス会社、「長電バス」は収益の改善につなげようとバス停に企業名などをつける権利、「ネーミングライツ」を初めて導入しました。

長電バスが「ネーミングライツ」を導入したのは、長野駅と平林地区を結ぶ路線にある「中和田」と「富士通長野」の2か所のバス停です。
「ネーミングライツ」は、命名権を企業などに販売して収入を得るもので、バス停に対しては高知県のバス会社などが導入していますが、県内のバス会社では初めてです。
1日から、バス停の表示や車内の案内は、▽「中和田」が「長野日大ゲートウェイ」に、▽「富士通長野」が「FICT」に変更されました。
会社によりますと昨年度の乗客数は、コロナ禍前の平成30年度の8割ほどにとどまっていて、収益の改善策の一つとして「ネーミングライツ」を活用し、サービスの維持につなげたいとしています。
また、2年ごとに行われるバスの車内放送の更新に合わせてほかのバス停でも「ネーミングライツ」を募集する予定だということです。
長電バスの小林修乗合バス課長は、「広く市民に企業名を知ってもらえる機会にもなる。『ネーミングライツ』による売り上げなどで、路線の維持につなげていきたい」と話していました。