ハローワークのパソコンなど破壊 就労施設作業員に略式命令

今月10日、長野市のハローワークでかなづちを使ってパソコンなど14台を壊した疑いで逮捕された就労施設作業員について、検察は31日、このうち1台を壊した罪で略式起訴し、裁判所は罰金10万円の略式命令を出しました。

長野市の31歳の就労施設作業員は、今月10日、長野市中御所の「ハローワーク長野」の1階待合室でかなづちを使って求人検索のパソコンなど14台を壊したとして器物損壊の疑いで逮捕されました。
その後の捜査を踏まえ、長野区検察庁は31日、パソコン1台を壊した器物損壊の罪で就労施設作業員を略式起訴しました。
これを受けて長野簡易裁判所は罰金10万円の略式命令を出し、すでに全額が納付されたということです。
一方、このほかの13台を壊した容疑について検察は不起訴にしました。
検察は理由を明らかにしていませんが「しかるべく捜査を尽くし証拠内容を検討した」としています。