長野県警察学校で卒業式 28人の新人警察官が決意を新たに

県警察学校の卒業式が26日行われ、去年4月に採用された28人の新人警察官が、配属先の警察署での任務へ決意を新たにしていました。

長野市松代町にある県警察学校で、26日開かれた卒業式には、去年の4月に採用されてからおよそ10か月間、法律や逮捕術などを学んできた新人警察官28人が出席しました。
式では、代表の新人警察官が卒業証書を受け取ったあと、ひとりひとりに配属先の警察署が言い渡されました。
そして、県警察本部の小山巌本部長が、「現場に出れば自分1人で判断しなければいけない場面が来るので、早く1人前の警察官になれるように職務に励んでもらいたい」と訓示しました。
これに対して、代表の山本侑己貴巡査(25)は、「学校生活では、仲間と協力しながら自己犠牲の精神を身につけて成長してきました。悪を許さないという正義感を忘れず強く温かい警察官になります」と抱負を述べました。
卒業生は、今後、配属先の警察署の交番で勤務することになっています。
卒業式の後、長野中央警察署に配属される木内凛巡査(19)は、「相談に訪れる人に寄り添える警察官になりたいです。将来はストーカーやDVなどから女性や子どもを守る生活安全課で働きたいです」と話していました。