長野県議の高村京子議員 26日に辞職願提出へ 無免許で事故

24日、千曲市で乗用車を運転中、21歳の女性をはねて大けがを負わせた長野県議会の高村京子議員が、無免許運転で人身事故を起こした責任を取るとして、議員を辞職する意向を明らかにしました。

長野県議会の共産党の会派に所属する高村京子議員(69)は、24日、千曲市で乗用車を運転していて、横断歩道を渡っていた21歳の女性をはね、腰の骨を折るなどの大けがを負わせました。
高村議員は25日夕方、県庁で共産党県委員会の幹部とともに記者会見を開き、無免許運転だったことを説明したうえで、「県議会議員にあるまじき重大なことを起こしてしまい、議員の職を辞させていただきたい。信頼を大きく損ねてしまったことを心よりおわびしたい」と述べ、議員を辞職する意向を明らかにしました。
高村議員によりますと、運転免許証は去年3月26日で失効していましたが、期日を確認しないままことしの更新と勘違いし、事故を起こすまで失効には気づいていなかったということです。
無免許の状態になった後も日常的に運転を続け、24日は県議団のメンバーと視察を行う途中に事故を起こしたということです。
高村議員は看護師などを務めたあと、2002年の補欠選挙に上田市・小県郡選挙区から立候補し、これまでに7回連続で当選しています。
高村議員は26日午前、議長に辞職願を提出する予定で、警察は事故の原因にあわせ、免許の期限が切れたいきさつについても任意で捜査を続けることにしています。