「空飛ぶクルマ」 長野市で展示の催し

県内では初めてとなる「空飛ぶクルマ」を展示する催しが24日、長野市で開かれ、訪れた人たちが試乗などを楽しみました。

空飛ぶクルマは自動運転技術を使って垂直に離着陸する次世代の電動モビリティーで、24日は県や企業で作る組織が今後の活用方法について考えてもらう催しを長野市のエムウェーブで開きました。
会場には、県内で初めて「空飛ぶクルマ」が展示され、訪れた人たちが機体の説明を受けたり、ハンドルなどがない座席に座って乗り心地を確かめたりしていました。
また、「空飛ぶクルマ」がエムウェーブ周辺や県内各地を飛行するイメージ映像も紹介されました。
展示された機体の実用化を目指している岡山県の一般社団法人「MASC」は長野県では観光や山岳部の救急搬送などで活用が期待できるとしています。
長野市の70代の女性は「来年の大阪・関西万博で展示されると思っていた空飛ぶクルマがきょう見られると聞いて来ました。この機体が飛ぶというのは夢みたいな感じです」と話していました。
「MASC」の鋤本浩一理事は「空飛ぶクルマは早晩、世界中に普及していくと思う。長野県での普及に向けた取り組みに協力していきたい」と話していました。