「諏訪ことば」を紹介する展示会 長野 茅野

諏訪地方のことばを知ってもらおうと、「方言カルタ」などで紹介する展示会が、茅野市で開かれています。

この展示会は、茅野市の八ヶ岳総合博物館が諏訪地方のことばの魅力を多くの人に知ってもらおうと開いています。
このうち、ことばと場所の結びつきを地理的な観点で分析した言語地図では、「捨てる」や「正座する」を意味する方言が、諏訪地域から伊那地域にかけて異なることを分布図とともに紹介しています。
また、「疲れた」を意味する「ごしたい」など、地元の人に、おなじみの方言を紹介する「方言カルタ」は、方言を使った会話の一場面が読み札になっています。
このほか、26枚の「方言カード」にはそれぞれのカードの裏面に解説が書かれていて、「水やり」を意味する「水くれ」や、「寄りかかる」を意味する「うっつかる」など、共通語と見比べながら楽しむことができます。
博物館の渡辺真由子学芸員は、「地元の人はもちろん、いろいろな地域の人がことばのおもしろさに出会ってほしい」と話していました。
この展示会は今月31日まで開かれています。