ハローワーク大町で不審者対応訓練 長野

今月、長野市のハローワークで男に突然ハンマーでパソコンを壊される事件があったことを受けて、大町市のハローワークなどが、刃物を持った不審者への対応を確認する訓練を行いました。

今月10日、長野市の「ハローワーク長野」では、男が突然ハンマーを使ってパソコン14台を壊し、器物損壊の疑いでその場で逮捕される事件がありました。
事件を受けて、大町市の「ハローワーク大町」などは、不審者から利用者や職員を守るための訓練を行い、職員や警察官など20人あまりが参加しました。
訓練では、ハローワークにやってきた不審者役の警察官が大声を出しながら突然、刃物を取り出すと職員が、すみやかに警察に通報するとともに、避難する手順を確認しました。
また、ハローワークの所長らが不審者の説得にあたり、通報からおよそ10分後に駆けつけた警察官によって不審者は取り押さえられました。
このあと、さすまたの使い方を学ぶ講習会も開かれ、警察官が、2人1組でさすまたを使うと相手が動きにくくなり効果的なことや相手を説得するときは、さすまたで距離をとりながら行うことが重要だなどとアドバイスしていました。
ハローワーク大町の戸谷謙一所長は、「いざというときは警察の協力を得ながら、利用者の安全を守ることができるよう心がけていきたい」と話していました。