長野県 3歳未満の保育料 第3子以降完全無償化へ

長野県は、3歳未満の子どもの保育料について、第3子以降は、完全に無償化するとして、費用を来年度の当初予算案に盛り込む方針を固めました。

長野県は、子育て世帯の経済的な負担を軽減しようと、「きょうだいで同時に施設を利用している」などとする国の要件に当てはまらない第3子以降の子どもの保育料についても完全に無償化するとして、費用を来年度の当初予算案に盛り込む方針を固めました。
このほか、保育料の負担を軽減する対象も拡充する方針で、多子世帯の第2子の保育料が半額になる施策を実施する市町村に費用を補助するとしています。
また、低所得の世帯については、第2子以降の保育料を無償化するほか、第1子の保育料が半額になる施策を実施する市町村に費用を補助する方針です。
こうした取り組みと合わせて県は、子どもの通院にかかる医療費の市町村への助成についても、現在の「小学3年生まで」から「中学3年生まで」に拡充する方針で、予算に余裕が出た分を子育て支援策に充ててもらう狙いです。
県は、これらの費用を来年度の当初予算案に盛り込む方針です。