八方尾根付近 男性が行方不明 悪天候で捜索できず

北アルプスの八方尾根付近でバックカントリースキーをしていた男性1人の行方が、15日から分からなくなっています。
警察は遭難した可能性があると見て天候が回復ししだい、捜索を再開することにしています。

行方が分からなくなっているのは、千葉県白井市の52歳の男性です。
警察によりますと、男性は15日午前、北アルプスの八方尾根付近で3人の仲間と一緒にバックカントリースキーをしていましたが、途中ではぐれ、行方が分からなくなっているということです。
仲間3人のうち2人は自力で下山し、1人は警察に救助されて現在、山小屋に収容されていますが、いずれもけがはないということです。
県北部に出されていた大雪警報は16日午前に解除されましたが、現場付近では悪天候が続いているということで、警察は天候が回復ししだい、千葉県の男性の捜索を再開することにしています。
八方尾根では14日も、バックカントリースキーをしていた宇都宮市の30歳の会社員の男性が、雪崩に巻き込まれて死亡する事故が起きています。
警察は、冬山に入る際は、事前に気象情報や現地の状況などを確認するよう呼びかけています。