白馬村 「オーバーツーリズム」対策 バス運行で観光客分散へ

冬にスキー客が集中する白馬村で、いわゆるオーバーツーリズムが起きていることから、松本市と結ぶバスを運行して観光客を分散させることになりました。

白馬村のスキー場では、17日からの運行を前に関係者が利用を呼びかけました。
スキーシーズンに観光客が集中する白馬村では、飲食店が混雑して利用しづらくなるなど、いわゆる「オーバーツーリズム」による弊害が課題となっています。
このため白馬村は、比較的、冬に観光客が少ない松本市と共同でバスを運行し、2つの観光地を行き来しやすくすることで観光客を分散させる取り組みを17日から始めることになりました。
運行が始まるのを前に、15日は、かっちゅうを身につけた松本ホテル旅館組合のメンバーや白馬村のゆるキャラの着ぐるみなどが、白馬村のスキー場で利用を呼びかけました。
バスは、午後1時ごろに白馬村を出発する便と午後8時半に松本市を出発する便の一日、1往復2便で、来月14日まで運行されます。
オーストラリアから訪れたスキー客は、「興味があるので利用してみたいです。松本城は見たことがないのでぜひ行ってみたいです」と話していました。
松本市観光プロモーション課の勝山裕美課長は、「ぜひ松本市内で食事や宿泊をしてもらいたい。反応がよければ来年度以降も事業を継続したい」と話していました。