能登半島地震2週間 「共感疲労」に注意を

能登半島地震から15日で2週間です。
メディアなどで目にする被災者の様子を、自分のこととして受け止めすぎたり『大変だろう』などと共感したりして精神的に疲れてしまう「共感疲労」と呼ばれる状態になりやすくなるとして、専門家が注意を呼びかけています。

「共感疲労」は被災地の様子を見て自分のこととして受け止めすぎたり共感能力が高い人や想像力のある人が『大変だろう』『つらいだろう』などと共感することで、気づかないうちに自分自身を疲れさせてしまう状態のことです。
日本防災士会長野県支部の防災士で、公認心理師の宇野千登世さんは、能登半島地震でもメディアから被災地の情報が、ニュースやSNSなどで、連日、発信されているため、「共感疲労」の状態になりやすいと指摘しています。
特に、子どもは繊細で心や体に大きな影響を受けるおそれがあるため、思いがけないところで衝撃的な映像を見てしまわないよう、食事中などの「ながら視聴」に注意が必要だということです。
宇野さんは、「つらくなった時や体調に変化があった時は情報を得る時間を制限したり、情報から距離をとることも必要だ」としたうえで、「1人で抱え込まず、家族や友人などに相談したり医療機関を受診したりしてほしい」としています。
宇野さんは「被災地を思うことは大切だが、まずは自分の心を大切にして、日常生活のなかでできる支援をしてほしい」と呼びかけています。