能登半島地震 長野赤十字病院DMATが被災状況や活動を報告

能登半島地震の被災地で医療活動にあたった長野赤十字病院の医師らが、5日長野市に戻り被災状況や活動を報告しました。

長野赤十字病院の医師や看護師ら5人で作る災害派遣医療チーム=DMATは、地震発生の翌日に石川県に入り、穴水町を拠点に、2日間にわたって初動の対応にあたりました。
チームは5日長野市の病院に戻り、玄関で待っていた関係者から「誇りに思います。お疲れさまでした」とねぎらいの声をかけられていました。
チームによりますと、断水で患者に十分な検査ができなかったり、通信が途切れたりする状況のなか、出勤できなくなった現地の医師や看護師に代わって診療にあたったほか、人工透析が必要な患者を環境の整った病院などに搬送したということです。
三山浩医師は、「チーム一丸となって活動できました。道路の崩落や倒木、土砂崩れなどで移動に時間がかかる状況です。陸路に限らず、いろいろな手段で物資を支援してもらえると平時に近い医療環境になると思います」と話していました。