八ヶ岳登山口に臨時相談所開設 年末年始の冬山登山遭難防止へ

年末年始に冬山登山に訪れる人たちの遭難防止につなげようと、八ヶ岳の登山口に臨時の相談所が設けられました。

八ヶ岳の主峰、赤岳に通じる茅野市の登山口「美濃戸口」は、年末年始を冬山で過ごす人たちが多く訪れるため、警察と山岳遭難防止対策協会が毎年、臨時の相談所を設けています。
29日も次々と登山客が訪れ、警察などが、登山計画書の提出を呼びかけたり必要な装備品などについてアドバイスしたりしていました。
長野県警察本部によりますと、ことし県内で起きた遭難件数は300件を超え、統計史上最も多くなっているということです。
千葉県から訪れた大学生は、「気温が高いので、汗をかきすぎて低体温症にならないよう注意したいです」と話していました。
茅野警察署山岳遭難救助係の福間健係長は「凍結した登山道での転倒などが増えているので、事前に装備品や天候のチェックなどを行い、状況に応じて引き返す選択もしてほしい」と呼びかけました。