牛乳の消費拡大を 地元産の牛乳配りPR 長野 岡谷

餌代の高騰などの影響で酪農家の経営が厳しい状況にある中、牛乳の消費拡大につなげようとJR岡谷駅を利用する人たちに地元産の牛乳が配られました。

JR岡谷駅で牛乳の消費拡大をPRしたのは、県や地元のJAなどでつくる諏訪畜産振興協議会です。
21日は、協議会の会員たちが、諏訪地域で生産された180ミリリットル入りの牛乳パック200個を、駅を利用する人たちに手渡していました。
協議会によりますと不安定な世界情勢や円安で飼料価格が高騰し、経費の50パーセント余りを占めるなど、酪農家の経営は厳しい状況が続いているということです。
また、年末年始にかけては、冬休みによる学校給食の休止などに伴い、牛乳が大量に余ることが予想されています。
県諏訪農業農村支援センター農業農村振興課の田中登美雄課長補佐は、「酪農家の経営が苦しくなっている。冬になって消費が減ることも心配されているので、たくさんの人に牛乳を飲んでもらいたい」と話していました。