長野日報社 サイバー攻撃で業務支障 朝刊ページ数半分で発行

諏訪市に本社がある新聞社、「長野日報社」がサイバー攻撃を受け、記事などを作る端末の一部が使えなくなったとして、21日の朝刊のページ数を通常の半分にして発行しました。

サイバー攻撃を受けたのは、諏訪市に本社がある朝刊およそ5万8000部を発行している「長野日報社」です。
会社によりますと、19日夜、社内にある新聞を作るためのサーバーに、データを勝手に暗号化して身代金を要求する「ランサムウエア」と呼ばれるサイバー攻撃があったということです。
この影響で、サーバーと接続していた記事などを作る端末の一部が使えなくなったとしています。
このため、21日の朝刊のページ数は通常の半分の8ページにして発行しました。
会社によりますと、原因は調査中で今のところ復旧の見通しもたっていないため、22日以降もページ数を減らして発行する可能性もあるとしています。
長野日報社は、20日、警察に被害を相談したということで、「読者に迷惑をおかけして申し訳ありません」としています。