ホストクラブに立ち入り調査 料金不明示など違反確認 警察

ホストクラブを利用した客の女性が高額な料金を請求され、それをホストが立て替える「売掛金」の返済をめぐるトラブルが全国で相次いでいます。
これを受けて警察が県内のホストクラブ4店舗に立ち入り調査を行ったところ、料金表に料金が明示されていないなどの違反が確認されました。

ホストクラブをめぐっては、高額な料金を客の女性に請求したうえで、「売掛金」などの名目でホストが立て替え、女性に売春をさせて返済させるなど悪質なケースが全国で相次いでいます。
これを受けて警察が12月1日から15日にかけて、長野市と松本市で営業しているホストクラブあわせて4店舗に立ち入り調査を行いました。
その結果、料金表に料金を明示せず「時価」とか「ASK」などの表示を行っていたり、入り口に18歳未満は入店禁止の表示をしていなかったりといった、風俗営業適正化法に違反する行為を確認したということです。
警察は違反があった店舗にはその場で指導を行い長野労働局に情報提供しました。
警察によりますと、県内では過去3年間に、売掛金に関する相談は寄せられていないということですが、ホストクラブには法を順守した営業を求めるとともに、利用客には売掛金などのトラブルがあった場合、警察に相談してほしいと呼びかけています。