塩尻市立保育園 保育士のミスで園児が手にやけど 後遺症なし

塩尻市の市立保育園で去年12月、保育士のミスで当時1歳だった園児の右手に熱い湯がかかり、全治1か月程度のやけどを負ったことが分かりました。
園児に後遺症はないということで、市は保護者との間で示談の交渉を進めているということです。

塩尻市によりますと、去年12月、保育士が園児の手洗いを手伝っていた際、当時1歳だった男の子の右手の甲に誤って熱い湯がかかり、全治1か月程度のやけどを負ったということです。
手洗い場にはお湯を出す栓と水を出す栓があり、この2つを調節してぬるいお湯を出す仕組みですが、この保育士は水の栓だけ先にしめてしまい、園児の手に熱い湯がかかってしまったということです。
市によりますと、かかった湯の温度はおよそ65度だったと見られていますが、男の子に後遺症はないということです。
市は、再発防止に向け、手洗い場の給湯器の電源を今は切っているほか、保護者に44万円余りを支払う方向で示談の交渉を進めているということです。
塩尻市は「被害にあった園児や家族におわび申し上げる。職員に対する研修や教育を行い、再発防止に努めたい」とコメントしています。