新大学名は「清泉大学」 男女共学になる清泉女学院大・短大

再来年から男女共学となる長野市の清泉女学院大学・短期大学の新たな名称が、「清泉大学」に決まりました。

長野市の清泉女学院大学・短期大学は、再来年4月から男女共学となることから、19日、田村俊輔学長が記者会見を行い、新たな大学の概要について説明しました。
それによりますと、新たな名称は「清泉大学」に決まりました。
田村学長は会見で、「カトリック教育を基本にした建学の精神を表す『清泉』は残しながら、可能な限りスリムな名前にした。男女のどちらかがリードする社会ではなく共存できる社会が望ましく、大学でも段階的に男子学生を増やしていきたい」と述べました。
県内から4年制の女子大学はなくなる見通しで、共学化と大学名の変更に伴い、「人文社会科学部」を設置するほか、短大を「短期大学部」と名称変更して大学に組み入れます。
また、短大の「幼児教育科」は、「こども学科」に名称変更するとしています。
一方、運営する学校法人は、東京の清泉女子大学を運営する学校法人と再来年4月に合併することで合意していて、少子化などにより運営環境が厳しさを増すなか、2つの大学を存続させながら経営の安定化を図る計画です。