飯山 会社のPCにウイルス感染表示 1700万円詐欺被害

飯山市にある会社のパソコンにウイルス感染の表示が出たため経営者がインターネットバンキングで修理代を振り込んだところ、翌日までにあわせて1700万円近くを口座から勝手に引き出される被害にあいました。
警察は特殊詐欺事件として捜査するとともに、ウイルス感染に関する表示などは詐欺を疑うよう呼びかけています。

今月中旬飯山市にある会社のパソコンの画面に、「ウイルスに感染しました」などという表示が出て、60代の経営者の男性が連絡先として表示された番号に電話をかけました。
男性は、ソフトウエア会社の社員を名乗る男の指示に従い、修理代499円をインターネットバンキングで指定された口座に振り込みました。
その翌日、インターネットバンキングの振込履歴を確認したところ、あわせて1690万円あまりが勝手に引き出されていたということです。
警察は、口座を遠隔操作する手口の特殊詐欺事件として捜査するとともに、ウイルス感染に関するパソコンの表示や電話は詐欺を疑い警察などに相談するよう呼びかけています。