「アウトドアサウナ」 普及図る促進策 県庁内で連携し検討へ

ここ数年、サウナの人気が高まるなか、屋外での「アウトドアサウナ」も新たな楽しみ方として注目されています。
この「アウトドアサウナ」の普及を図ろうと、阿部知事と愛好家らの団体が話し合い、県は、観光や健康増進につながるとして庁内で連携して促進策を検討していくことになりました。

サウナは、水風呂と外気浴との3点セットで心身がリラックスする、「ととのう」状態になれるとして人気が高まっていますが、最近では、川辺やキャンプ場などの屋外でテント型のサウナなどを使って行う、アウトドアサウナが新たな楽しみ方として注目されています。
11日は、県内のアウトドアサウナの愛好家など、およそ70人でつくる「信州サウナ同盟」のメンバー8人が県庁を訪れ、阿部知事と、普及に向けた取り組みについて話し合いました。
この中でメンバーは、県内には自然のなかで水風呂として楽しめるきれいな川や豊富な雪があり、アウトドアサウナを体験しようと県外の若い人たちも訪れていると説明しました。
一方で、普及への動きは、山梨県や北海道など、ほかの地域にリードされていると訴えました。
これに対して、阿部知事は「山梨県や北海道に負けているのは悔しくてしょうがない」と冗談を交えて述べたうえで、アウトドアサウナは観光や健康増進にもつながるとして、庁内で連携して促進策を検討していく考えを示しました。
信州サウナ同盟の勝又健彦さんは「知事も乗り気だったが、わたしたちもサウナ愛を伝えることができた。アウトドアサウナを通じ、他県からより多くの人に来てもらえるようにしたい」と話していました。