八十二銀行と長野銀行 16年ぶりに定期預金金利引き上げへ

このところの長期金利の上昇を踏まえ、県内に本店を置く八十二銀行と長野銀行は来週、16年ぶりに定期預金の金利を引き上げると発表しました。

発表によりますと、再来年度をめどに合併を目指す八十二銀行と長野銀行は、それぞれ今月11日から定期預金の金利を引き上げます。
対象となるのは、両行の「スーパー定期」と「ス−パー定期300」、「自由金利型定期預金」です。
このうち八十二銀行では、これまでの金利は一律で0.002%でしたが、期間が5年の場合は35倍の0.07%、7年は50倍の0.1%、10年は100倍の0.2%に上がります。
また、長野銀行では期間が5年の定期預金が35倍の0.07%に上がります。
両行とも期間が4年以下の定期預金は今の0.002%で金利を据え置きます。
両行が定期預金の金利を引き上げるのは2007年以来16年ぶりで、このところの長期金利の上昇を踏まえ、全国の銀行で同じような動きが広がっています。
八十二銀行は「定期預金の金利引き上げにより資産形成や資産運用の幅が広がるので、顧客に最善の提案をしていきたい」とコメントしています。