「米俵マラソン」4年ぶりに通常開催 長野 飯島町

米俵を担いで町の中を走るユニークなマラソン大会「米俵マラソン」が、飯島町で4年ぶりに通常開催され、ランナーたちは、心地よい汗を流しました。

「米俵マラソン」は、飯島町の特産の米を県内外にPRしようと、地元の住民らで作る実行委員会が10年前から行っています。
ことしは、新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけが5類に移行したため、県外のランナーも参加する4年ぶりの通常開催となり、およそ400人が参加しました。
ランナーたちは、3キロの米俵を担いで5キロと10キロのコースで自慢の健脚を競っていました。
ランナーの中には、アニメのキャラクターやサンタクロースなどに仮装した人の姿もあり、沿道に集まった人たちは、大きな声援を送っていました。
26日の飯島町は天気に恵まれ、ランナーたちは、雪化粧した雄大なアルプスを眺めながら心地よい汗を流しました。
10キロの部門で1位になった駒ヶ根市の42歳の男性は「重い荷物を担いで走ることはないので疲れました。中央アルプスと南アルプスの景色もきれいで、気持ちよく走れました」と話していました。
飯島町の中学校で教師を務める27歳の男性は「生徒たちに力士をイメージした衣装を作ってもらいました。地元の人や生徒たちの応援のおかげで、楽しく走ることができました」と話していました。