長年大切にしてきた人形 寺で「人形供養会」上田

長年、大切にしてきた人形を供養する「人形供養会」が上田市の寺で行われました。

上田市の海禅寺では毎年、勤労感謝の日に、子どもが成長するなどして役割を終えた人形を供養する「人形供養会」を行っています。
ことしは、ひな人形や日本人形などおよそ3000体が持ち込まれるなどしました。
供養が始まると、僧侶たちは、代表の人形2体や持ち主の名前などが書かれた護摩木を火にくべて燃やしました。
そして、人形の持ち主が、焼香したり手を合わせたりして、長年、大切にしてきた人形に別れを告げていました。
参加した上田市の30代の女性は「母親のひな人形と自分の日本人形を持ってきました。思い出のある人形を供養してもらえるのはありがたいです」と話していました。
海禅寺の飯島俊哲副住職は「持ち主の思いがこもっている人形なので、お役目を終えた人形を心を込めて供養しました」と話していました。