浅間山の状況(20日)

ことし3月から噴火警戒レベルが「2」に引き上げられている浅間山の状況です。
気象庁によりますと、山体の膨張を示すと考えられる、わずかな地殻変動は20日も続いています。
火山性地震は、18日は27回、19日は14回、20日午後3時までは7回観測されていて、ことし7月下旬以降、おおむね少ない状態となっています。
火山ガスの放出量は、依然として噴火警戒レベルが引き上げられる前の時期と比べ、多い状態となっています。
このため気象庁は引き続き小規模な噴火のおそれがあるとして、山頂の火口からおおむね2キロの範囲では、噴火に伴う大きな噴石や火砕流に警戒するとともに、地元自治体などの指示に従い、危険な地域には立ち入らないよう呼びかけています。