県産ウイスキー 5500万円超で落札 英国でオークション

かつて県内にあった「軽井沢蒸留所」で作られたウイスキーが、イギリスでオークションにかけられ、1本30万ポンド、日本円で5000万円を超える高値で落札されました。

オークション大手サザビーズは、イギリスの首都ロンドンで今月17日、日本初のウイスキー蒸溜所の建設が始まって100年になるのを記念して、希少な日本産ウイスキー271本を集めたオークションを行いました。
このうち、かつて県内にあった「軽井沢蒸留所」が製造した「軽井沢1960年」は1本30万ポンド、日本円で5500万円余りの高値で落札されました。
軽井沢蒸留所はすでに閉鎖されているため、製造されたウイスキーは入手が困難とされています。
中でも、今回出品されたウイスキーは52年かけて熟成され、2013年に41本限定で販売されたもので、希少性が高いということです。
日本産のウイスキーは、味わいも世界的に再評価されたことで高値で取り引きされる傾向が続いていて、去年はアメリカでのオークションで別の日本産ウイスキーが1本60万ドル、日本円でおよそ8900万円で落札されました。