「松本マラソン」開催 松本城を囲む城下町などを駆け抜ける

国宝・松本城を囲む城下町などを駆け抜ける「松本マラソン」が12日開催され、全国から参加したランナーが健脚を競いました。

松本市の市制110周年を記念して2017年に始まった「松本マラソン」は、新型コロナウイルスなどの影響で中止された年もあったため、ことしが4回目で、全国から4262人のランナーが参加しました。
12日は、あいにくの曇り空でしたが、ランナーたちは、午前8時15分のスタートの合図とともに勢いよく走り出し、国宝・松本城が間近に見える市街地や長い上り坂が続く難所など、変化に富んだコースを駆け抜けました。
コースのなかで、ランナーたちにとって最も厳しいとされている上り坂が続く場所には、箱根駅伝の山登りの区間で活躍した、プロランナーの神野大地選手が駆けつけ、声援を送っていました。
大会は神奈川県の富村太悟さんが2時間19分38秒のタイムで優勝しました。
神奈川県から参加した50代の女性は、「コースのアップダウンも刺激になって楽しかったです。走っている最中に雪がうっすら積もった山が見えて元気をもらえました」と話していました。