「下諏訪宿本陣岩波家」の庭園で紅葉が見頃 下諏訪町

かつて中山道随一とたたえられた下諏訪町の「下諏訪宿本陣岩波家」の庭園で紅葉が見頃を迎えています。

「下諏訪宿本陣岩波家」は、江戸時代、参勤交代の大名らの宿として使われ、幕末には皇女和宮が徳川家に嫁ぐ際に宿泊したことでも知られています。
220年以上前の建築とされる木造切妻造りの主屋など9棟と中山道随一とたたえられた庭園が優美に調和し、ことし3月には県の宝「県宝」に指定されました。
庭園のカエデやドウダンツツジは紅葉の見頃を迎えていて、これにあわせ皇女和宮が使用した茶わんや茶菓子入れなども展示されています。
28代当主の岩波太佐衛門尚宏さんは、「和宮様がご覧になった紅葉の景色をぜひ楽しんでほしい」と話していました。
庭園の紅葉の見頃は今月20日ごろまで続き、水曜日を除く午前10時から午後4時まで見学できます。