長野県マイナンバーカード総点検1件誤り 修正し情報流出なし

マイナンバーカードをめぐる一連のトラブルを受けた総点検の結果、長野県は、県内では、身体障害者手帳とのひもづけで1件の誤りがあったと公表しました。
誤りは修正し、個人情報の流出もなかったということです。

マイナンバーカードをめぐっては別人の情報がひもづけられるなどのトラブルが全国で相次ぎました。
これを受けて、県内では、県と長野市、松本市、それに箕輪町が、国からの求めに従ってあわせて10万6400件余りの個別データの点検を進めてきました。
県は、2日、点検結果を公表し、それによりますと、県立総合リハビリテーションセンターでおととし12月に、マイナンバーと身体障害者手帳をひもづける作業を行った際、1人のマイナンバーをほかの1人の手帳にひもづける1件の誤りが確認されたということです。
閲覧できる情報に個人が特定できる名前などは含まれていないことや他の人からの閲覧も確認されなかったことから、個人情報の流出はないとしています。
また、先月下旬までに、国への報告と修正作業を終えたということです。
県は、「今後、このようなことが生じないように対策をして、県民のマイナンバーに対する信頼を取り戻していきたい」とコメントしています。