長電バス 飯山〜中野結ぶバス4便減へ ドライバー不足などで

県内で路線バスを運行する長電バスは、飯山市と中野市を結ぶバスをことし12月16日から4便減らすことになりました。
ドライバー不足などが背景にあるとしています。

これは、31日、飯山市で開かれた公共交通のあり方を話し合う会議で、路線バスを運行する長電バスが報告しました。
それによりますと、長電バスは、ことし12月16日から飯山市にあるJR飯山駅と中野市にある長野電鉄の信州中野駅を結ぶ「中野木島線」を現在の26便から22便に4便減らすとしています。
減便するのは▽飯山駅を午前10時半と午後7時15分、それに、▽信州中野駅を午後0時50分と午後8時20分に出発する便です。
減便の背景には、ドライバー不足や利用客の減少があるとしていますが、長電バスは、「通勤や通学といった利用が多い時間帯は減らさない」としています。
長電バスの乗合・乗用部長代理の高山和良さんは「運転手不足が一番の原因だが、賃金も改善しないと人が集まらない」と話していました。
公共交通について詳しい長野工業高等専門学校工学科の轟直希准教授は「どこの地域も路線バスの減便が避けられない状況になってきている。誰がどの路線を利用するのか調査・分析をして、真に役立つ公共交通にしていくことが必要だ」と話していました。