長野市 子どもの学び・体験を支援 小中学生対象に1万円補助

長野市は、さまざまな分野で子どもたちの学びや体験を支援しようと、来月1日から市内の小中学生を対象に、1人あたり1万円を補助する事業を始めます。

事業の開始を前に、長野市の荻原市長らは27日、市役所で会見を開き概要を説明しました。
それによりますと、事業の対象となるのは市内に住む小学生と中学生で、事前に専用サイトに連絡先などを登録すると、1万円分のポイントを受け取ることができます。
ポイントは、来年1月末までの間、学習塾や習い事教室、スポーツ教室などのほか、芸術性の高いコンサートやスポーツ観戦などの支払いに利用できるということです。
今月20日時点で、のべ551のプログラムが用意されていて、今後、さらに増える見込みです。
長野市は、保護者や事業者などにアンケート調査を行って事業の効果や課題を調べ、来年度以降の継続的な実施を検討することにしています。
荻原市長は「事業を通じて子どもたちが地域に希望を持ち貢献したいと思うようにしていきたい。利便性の向上に向けて保護者から意見をもらい効果的な事業にしたい」と話していました。