長野 千曲市の旅館で食事をした中学生など44人が食中毒

今月、千曲市の旅館で食事をした中学生など44人が発熱や下痢などの症状を訴え、長野保健所は、「カンピロバクター」が原因の食中毒と断定し、旅館の調理部門を3日間の業務停止にしました。

今月7日から8日にかけて千曲市の旅館「小石の湯」に宿泊した諏訪地域の2つの中学校の生徒と引率者あわせて44人が、発熱や下痢、腹痛などの症状を訴えました。
長野保健所よりますと、44人が共通して食べたのはこの旅館で出された食事で、このうち8人から食中毒を引き起こす「カンピロバクター」が検出されたということです。
保健所は、旅館の食事による「カンピロバクター」が原因の食中毒と断定し、この旅館の調理部門を20日までの3日間、業務停止にしました。
44人はいずれも入院はしておらず、全員が快方に向かっているということです。
「カンピロバクター」は鶏肉などの肉に付いていることが多く、保健所は、肉を食べる時には十分に加熱することや、調理器具をきちんと洗浄することなど注意を呼びかけています。