「冬の使者」コハクチョウの飛来始まる 長野 安曇野

「冬の使者」と呼ばれるコハクチョウが、例年、越冬場所としている安曇野市の遊水池に飛来を始めました。

安曇野市は、コハクチョウの飛来地として知られ、およそ4000キロ離れたシベリアから毎年、数百羽のコハクチョウが飛来し冬を越しています。
安曇野市明科にある遊水池では、14日、今シーズン初めてコハクチョウ1羽が飛来しているのが確認されました。
16日朝も遊水池では、コハクチョウ1羽が、池を優雅に泳いだり餌を探したりしていました。
地元でコハクチョウの保護活動を続けるグループによりますと、コハクチョウは来年1月下旬から2月上旬にかけて飛来のピークを迎え、3月ごろまで安曇野市周辺で冬を越すということです。
「アルプス白鳥の会」の会田仁さんは、「コハクチョウの飛来が市内で確認されてからことしで40年です。去年は500羽以下でしたが、ことしは1000羽ほど飛来してほしいです」と話していました。