病院を身近に感じて 富士見町で4年ぶりに病院祭 長野

地域の人たちに病院を身近に感じてもらおうと、富士見町の病院で「病院祭」が開かれました。

富士見町にある富士見高原病院の病院祭は、新型コロナの影響で4年ぶりに開かれ、20回目を迎える14日は町内外から家族連れなどが訪れました。
このうち、手術の体験ができるコーナーでは、青い手術着を身につけた子どもが「鉗子」と呼ばれる専用の器具を手に模型の骨の接合を体験し、手術室の雰囲気を感じていました。
また、高齢者の疑似体験のコーナーでは、視界を白く曇らせたゴーグルと音が聞こえにくいヘッドホンを装着したうえで、腕や足におもりをつけて歩いたり輪投げをしたりして動きづらさを体験していました。
このほか、無料で健康チェックができるコーナーも人気で、訪れた人たちは骨密度やけい動脈の状態などを診断してもらっていました。
高齢者の疑似体験をした中学生は、「見えにくかったり聞こえづらかったりすることが大変なことだと分かったので、おじいちゃん、おばあちゃんを助けてあげたいと思いました」と話していました。
また、家族で訪れた男性は、「コロナの検査などで来る病院に対して子どもたちが怖いイメージを持っていたので、きょうは楽しんでいる様子でよかったです」と話していました。