佐久穂町 4000人余の口座情報保存のUSBメモリー紛失

佐久穂町は4000人余りの口座情報などが保存されたUSBメモリーを紛失したと11日明らかにしました。

紛失が確認されたのは、佐久穂町住民税務課が業務で使用しているUSBメモリー、あわせて5つです。
住民税務課によりますと、これらのUSBメモリーは、税金を取り扱うために使用しているということで、町民など、合わせて4000人余りのおよそ4700の口座の金融機関名や支店名、それに番号などが保存されているということです。
先月27日に業務で使用したあと、ケースに入れて執務室の引き出しに保管していましたが、今月3日になって、職員がないことに気づいたということです。
これまでのところ、個人情報が悪用されるなどの被害は確認されていないということですが、町は個人情報が漏えいした可能性もあるとして文書を郵送して謝罪しました。
再発防止策として町は、今後はUSBメモリーにパスワードを設定するほか、必要のなくなったデータは削除すること、それに、施錠可能な引き出しなどに保管することにしています。
佐久穂町の佐々木勝町長は、「多大なご迷惑とご心配をおかけし、深くおわび申し上げます。必要な対策を図り再発防止のための適切な管理に努めます」とコメントしています。
口座の情報などが保存されたUSBメモリーを紛失したことについて、佐久穂町住民税務課の佐々木裕之課長は、「ご迷惑とご心配をおかけしたことをおわび申し上げます。情報管理の徹底と認識の甘さを反省しています。今後、このようなことがないように、関係部署などと協議して対応します」と話していました。