長野市の中島製パン 破産手続きの開始決定

長野市にあるパンメーカー、「中島製パン」が、裁判所から破産手続きの開始の決定を受けました。
得意先との取り引きの解消や人口減少に伴う学校給食向けのパンの需要が減ったことなどで赤字が続いていました。

破産手続き開始の決定を受けたのは、長野市栗田に本社を置く老舗のパンメーカー、「中島製パン」です。
民間の信用調査会社「帝国データバンク」などによりますと、中島製パンは、「頭脳パン」などで親しまれ、コンビニエンスストアやスーパー向けに菓子パンなどを販売したり、学校給食も手がけたりしてきました。
しかし、得意先との取り引きの解消や人口減少に伴う学校給食向けのパンの需要が減ったことなどで赤字が続き、経営の先行きが見通せなかったとしています。
このため、長野地方裁判所に破産を申請し、先月28日、破産手続きの開始の決定を受けました。
負債総額はおよそ1億8700万円だということです。