読書の秋に佐久市の図書館で読書通帳が人気 長野

読書の秋、佐久市の図書館では、借りた本のタイトルなどを預金通帳のように記録する「読書通帳」が利用者の人気を集めています。

佐久市の読書通帳は、9年前に市立中央図書館など市内の5つの図書館すべてで一斉に導入されました。
預金通帳のような冊子を専用の機械に通すと、借りた本のタイトルや作者名などが印字される仕組みで、読書通帳1冊につき本216冊の情報を記録できます。
読書通帳は、市内に住む中学生以下は無料で、それ以外は1冊300円で利用できるということで、8月末までにあわせて1万2000冊余りが発行されています。
佐久市は、5冊または10冊使い終えた人を毎年春と秋に表彰していて、先月23日には5冊を使い終えた子どもたち13人が表彰を受けました。
読書通帳を利用している小学5年生の女の子は「通帳にどんどん自分の読んだ本がたまっていくのがうれしいです。これからもたくさん本を読みたいです」と話していました。
佐久市立図書館の篠原由美子館長は「目に見える形で記録できるので、自分が読んできた本の歴史をたどることができると思います。ぜひ大勢の人に利用してほしいです」と話していました。