食べて福島を応援!長野県庁で福島産さば定食を提供

東京電力福島第一原子力発電所の処理水放出をめぐる風評被害を払拭しようと、2日から長野県庁で福島産のさばを使った日替わり定食の提供が始まりました。

この取り組みは、処理水放出後の福島県の漁業者を応援しようと県が企画し、県庁10階の食堂では、福島産のさばを使った日替わり定食が1日30食限定で販売されます。
初日の2日は、福島産のさばと信州みそを使ったさばのみそ煮定食が販売され、正午になると職員などが次々と注文し、30分ほどで売り切れました。
36歳の男性職員は「すごくおいしいです。福島の漁業者は中国に輸出できなくて大変だと思うので毎日食べて応援したいです」と話していました。
また、定食を食べた阿部知事は、「福島の魚のおいしさと信州産のみそのうまみがミックスされておいしい」と感想を述べた上で、「処理水の影響で日本の海産物の買い控えが起きているが、福島や三陸、日本の海産物をどんどん食べて漁業関係者を応援して欲しい」と呼びかけていました。
日替わり定食は1食800円で今月6日まで販売され、一般の人も食べられるということです。
このほか、東京・銀座にある県の情報発信拠点「銀座NAGANO」のカウンターでも、福島産のかまぼこやアオノリのつくだ煮などを県の特産品と一緒に味わうおつまみセットを、今月6日まで販売しているということです。