介護業界の安全で働きやすい職場環境学ぶセミナー 長野 佐久

介護業界で働く管理職などに、安全で働きやすい職場環境のあり方を学んでもらうセミナーが、佐久市で開かれました。

このセミナーは、担い手不足が深刻な介護業界で人材確保につながる環境を整えてもらおうと、小諸労働基準監督署が開いたものです。
まず始めに、労働基準監督署の担当者が、人材を確保するためには、前提として、従業員の労働時間を正しく記録し、適切に賃金を支払う環境が必要だと強調しました。
このあと、佐久市に本社がある介護事業者が登壇し、多くの従業員の勤務状況を適切に把握するため、外部のシステムを導入するなどIT化を進めることで、シフトや休暇の管理を効率化していると説明しました。
このほか、従業員の身体的な負担を減らすため、ソールが厚く、足への負担が少ない専用の靴なども紹介され、参加者は安全で働きやすい職場環境のあり方について理解を深めていました。
御代田町の社会福祉協議会で事務局長を務める50代の男性は「介護現場は人手が不足していると感じています。労務管理をきちんと行って人材を確保していきたいです」と話していました。