新たに発見 古墳時代出土品の企画展 伊那

伊那市で去年新たに発掘された古墳時代の出土品などを紹介する企画展が開かれています。

「伊那市創造館」で開かれている企画展では、去年、市内で新たに発掘された出土品などおよそ70点が紹介されています。
去年は、古墳時代に大きな「ムラ」が存在した可能性を示す住居跡も見つかったということで、そこから出土した「つぼ」などが紹介されています。
また、狐塚南古墳から出土した金が施された馬具も展示されています。
この馬具は、有力者が馬をきらびやかに装飾して権威を象徴するために使ったと見られていて、馬のはく製に取り付けたレプリカもあわせて展示されています。
このほか、朝鮮半島からの渡来人が祭祀に用いたとされる、国内で2つしか発見されていない鉄製の馬型、「鉄馬」や上伊那地域で一番大きな「かめ」なども展示されています。
伊那市教育委員会の濱慎一学芸員は「珍しい資料も展示しているので、この機会に見てほしい」と話していました。
この企画展は来月2日まで開かれていて、入場は無料です。