清泉女学院大(長野)・清泉女子大(東京) 学校法人合併へ

長野市の清泉女学院大学などを運営する学校法人は、およそ1年半後に東京の清泉女子大学を運営する学校法人と合併することで合意し具体的な協議に入りました。
少子化が進むなか、大学経営の安定化をはかる狙いなどがあり、合併後も2つの大学は存続するということです。

これは、27日、2つの学校法人がホームページなどを通じて明らかにしたものです。
それによりますと、2つの学校法人は令和7年4月の合併に向けた合意書を今月締結し、今後、具体的な協議を進めたうえで、文部科学省に認可を申請するということです。
合併に伴い、清泉女子大学が清泉女学院大学などを運営する「学校法人清泉女学院」の傘下に入りますが、2つの大学はいずれも存続するということです。
2つの学校法人は、合併の狙いについて、少子化が進むなか、規模が拡大し経営の安定化や効率化が図れるほか、2つの大学の学部や学科が異なることから連携を強化できるとしています。
清泉女学院大学は男女共学化や新たな学部の設置なども計画していて、少子化によって運営環境が厳しさを増すなか、生き残りに向けた模索を続けています。
「学校法人清泉女学院」は「難しい局面のなか、合併により資金面などで余裕ができるほか、幅広い知見を生かすことができる」とコメントしています。